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新型コロナウイルス台湾国内感染状況(2020/10/21時点)


10月21日に発表された台湾国内の新型コロナウイルス感染状況をお伝えします。

10月1日(木)~10月21日(水)は、海外からの帰国者30人の感染が確認されました。

21日までの感染者数は累計544人(国内感染55、海外からの帰国者452、敦睦艦隊の乗組員36、死亡者7、要確認者1)で、495人は隔離解除となりました。

※画像の新規感染者数は、10月21日(定例記者会見をした日)が1人という表記です


 

出典:疾管家※2020/10/21LINE配信画像

※疾管家とは衛生福利部が発信するLINEの公式アカウントで、新型コロナウイルスに関する最新情報を発信しています。

台湾国内の最新の感染状況分布図は以下よりご確認いただけます。


yahoo!新聞 新冠肺炎全球疫情

低度感染リスクまたは低・中度感染リスクの国や地域のリスト


10月1日〜21日までの動きをまとめて紹介します。

・スリランカ・マレーシア(10月7日発表)

スリランカは10月6日から700人以上の感染者が増えており、集団感染も発生していることから、中低度感染リスクの国・地域に追加すると発表しました。

また、マレーシアは6日から700人以上の感染者が増えたため、中低度感染リスクの国・地域から除外されました。

・スリランカ・カンボジア(10月14日発表)

スリランカの縫製工場でコロナの集団感染が発生し、従業員1000人以上の感染が確認されたため、中低度感染リスクの国・地域から除外しました。

また、カンボジアの新規感染者は、ほとんどが海外からの入国者と言われていましたが、先日カンボジアからマレーシアに出国者した1名がコロナに感染していると分かりました。

中央感染症指揮センターは、カンボジアに不明な感染源があると判断し、カンボジアを中低度感染リスクの国・地域に調整しました。

・韓国(10月21日発表)

韓国の感染症状況が落ち着いてきたため、中低度感染リスクの国・地域に追加すると発表しました。

日本は現在もリスト対象外となっており、台湾へ入国の際は14日間の在宅検疫(隔離)が必要です。(こちらは短期滞在するビジネス目的の訪台者の検疫期間を短縮するもので、特別な許可のない一般的社会訪問・観光のための渡航はできません)

【低度感染リスクの国・地域】

ニュージーランド、マカオ、パラオ、フィジー、ブルネイ、タイ、モンゴル、ブータン、ラオス、ナウル、東ティモール、モーリシャス、ベトナム、マーシャル諸島

【中低度感染リスクの国・地域】

シンガポール、香港、オーストラリア、カンボジア、韓国

※10/21現在。

台湾から日本・フランスへ入境した4人の新型コロナウイルス感染確認


中央感染症指揮センターは10月7日に、日本とフランスの国際保健規則(IHR)より通報を受け、台湾より日本に入境した3人とフランスに入境した1人、計4名が新型コロナウイルスに感染していたことを発表しました。

・日本

3人は50代~60代の台湾人男性1人と日本人男性2人です。台湾人は、搭乗前3営業日におこなったPCR検査では陰性でしたが、10月2日に日本に入境した際の検査結果で陽性が確認されました。

日本人は、10月2日に日本へ入境した際の検査結果は陽性でしたが、10月3日と5日に再度検査を受けたところ陰性でした。


また、もう一人は船員で、7月にフィリピンから出港しましたが、9月17日に胸痛の症状が出ており、9月18日に台湾の港に入港したあと入院しました。

退院後の9月25日から10月2日まで防疫旅館で検疫を受けました。検疫期間中には症状が出ていませんでしたが、10月3日に日本に帰国し、空港で検査を受けたところ陽性が確認されました。

10月4日に再度検査を受けたところ、陰性でした。

・フランス

当事者は20代のフランス人男性で、今年の2月に台湾に入国し、9月30日に台湾から出国しました。

10月1日にフランスに帰国して空港で検査を受け、10月2日に出た検査結果が陽性でした。

引き続き当事者の在台中の活動範囲と接触者の状況などを調べています。

台湾から日本へ帰国した3人の新型コロナウイルス感染確認


中央感染症指揮センターは10月14日に、日本の国際保健規則(IHR)より通報を受け、台湾から日本に帰国した3人の新型コロナウイルス感染が確認されたことを発表しました。

調査によると、3人は40代~60代の女性1人と男性2人です。その中の1人は、台湾に長期滞在して頻繁に日台を往復しており、最後に台湾に入境したのは9月3日でした。

その他の2人は7月23日と8月25日に見舞いと仕事のため台湾に入境しました。

3人は10月6日、7日、10日に日本に帰国しましたが、入境した際の検査結果が陽性であったためすぐに隔離されました。


その後、1人が10月12日・13日に、もう1人が10月13日に再度検査を受けたところ、結果が陰性であったため隔離解除されました。


台湾から日本へ入境した3人の新型コロナウイルス感染確認


中央感染症指揮センターは10月21日に、日本の国際保健規則(IHR)より通報を受け、台湾から日本に入境した3人の新型コロナウイルス感染が確認されたことを発表しました。

調査によると、3人とも台湾人で、1人目は幼児、2人目は30代の女性、3人目は1歳の男児です。

1人目の幼児の親は長期的に日本で仕事しておりましたが、今年の1月に一度台湾に帰国しました。

その後再び日本で仕事をする予定のため10月10日に台湾で検査を受けたところ陰性でした。

しかし10月12日に日本に入境し、再度検査を受けたところ、幼児の検査結果は陽性で、親は陰性でした。幼児は現在日本で治療を受けています。

2人目は日本で仕事をする予定のため10月12日に一度台湾で検査を受けたところ、検査結果は陰性でしたが、10月14日に日本に入境した際の検査結果では陽性が確認され、現在日本の防疫ホテルで隔離されています。10月20日に再度検査を受けたところ、陰性でした。

3人目の男児と両親は日本に長期滞在し、男児は今年の1月に母親と台湾に帰国し、父親は2月に1人で帰国しました。

男児は在台中の9月28日に発熱や呼吸器症状が出ており病院に行きました。10月5日に症状が落ち着き、そして10月14日に親と共に日本に入境しました。空港で検査を受けたところ、男児が陽性で、両親は陰性でした。男児は現在日本で治療をしています。

参考:衛生福利部疾病管制署より


上記の情報は台湾政府や台湾の報道機関等が発信した情報を弊社で翻訳して日本の方にお伝えしているものです。誤訳や分かりにくい点がありましたら、順次、修正していきますので、こちらからご連絡ください。


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