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新型コロナウイルス台湾国内感染状況(2020/05/10時点)

更新日:2020年7月29日


5月10日に発表された台湾国内の新型コロナウイルス感染状況をお伝えします。

先週(5/4~5/10)は、海外からの帰国者3人、敦睦艦隊の乗組員1人、国内感染0人、計4名の新たな感染が確認されました。台湾国内での感染は28日連続で0人でした。



出典:疾管家※2020/05/11LINE配信画像

※疾管家とは衛生福利部が発信するLINEの公式アカウントで、新型コロナウイルスに関する最新情報を発信しています。


■台湾国内の最新の感染状況分布図は以下よりご確認いただけます。

yahoo!新聞 新冠肺炎全球疫情




敦睦艦隊の乗組員帰宅へ


4月18日に集団感染が確認され、14日間の隔離措置を受けていた海軍軍艦の敦睦艦隊(磐石艦、岳飛艦、康定艦)は、隔離期間満了となった5月3日に再検査を実施。磐石艦乗組員4人の感染が新たに確認されました。

これを受けて中央感染症指揮センターは、5月4日に磐石艦乗組員に対して最終検査を実施し、新たに1人の感染が確認されたことを発表。同艦の感染者は計36人となりました。最終検査で陰性となった乗組員は帰宅し、自主健康管理を行っています。


中央感染症指揮センターは、今回の敦睦艦隊の感染者はすべて磐石艦の乗組員で、密閉、密接の空間にいたことが集団感染の主な原因だと発表しました。

しかしながら、他国の海軍軍艦の集団感染と比べると磐石艦の感染率は低く、乗組員のマスク着用や発熱がある人の隔離措置など、徹底した予防策が感染拡大を最小限に留めたと考えられます。


参考:衛生福利部疾病管制署



個人でもアプリを使ってマスクの寄付が可能に


中央感染症指揮センターは4月27日より、医療用マスクの生産量増加にともない、人道支援として個人でもマスクを海外に寄付できる仕組みを発表しました。

国民健康保険証を用いて購入できるマスクの未購入分を、衛生福利部中央健康保険署の公式アプリ「健保快易通」から寄付の申請を行うと、個人で購入しなかったマスクが海外へと寄付されます。


参考:衛生福利部


中央感染症指揮センター設置から100日


4月28日で中央感染症指揮センターが設置されてから100日を迎えました。台湾国内では新たな感染者数は減少傾向にあり、感染者も順調に隔離解除(退院)されています。

このような状況を踏まえつつも中央感染症指揮センターは、現在の状況は落ち着いてきていますが、新型コロナウイルスに対する防疫を油断しないようにと呼び掛けています。また最前線の防疫・医療従事者にも感謝の気持ちを伝えました。


参考:衛生福利部疾病管制署



条件付きで老人介護福祉施設にお見舞いが可能に


中央感染症指揮センターは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月下旬から面会が中止となっていた老人介護福祉施設へのお見舞いを5月1日より、条件付きできるようにすると発表しました。


■施設と訪問者は以下の規則を遵守すること


  • 管理しやすくするため、お見舞いは予約制を推奨。また実名性を導入し、訪問者の個人情報、健康状態と旅行の経歴を確認する。

  • コロナウイルス感染リスクが高い方、発熱または呼吸器に症状が出た方、嗅覚や味覚の障害の疑いのある方などは施設に入ることは禁止とする。

  • 入居者一人につき1日に1回の訪問、一つの部屋に1組に限る。


※1組の人数は最大3人まで(児童を含む)。また入居者と訪問者は必ずマスクを着用する。


  • 自由に動くことができる入居者であれば、なるべく公共エリアで面会する。公共エリアはソーシャルディスタンス(室内1.5メートル以上、室外1メートル以上)を保つことができるようにブロックで分け、各ブロック1名の入居者とその訪問者だけが利用できるようにする。またそのブロックはそれぞれ異なる動線を確保するよう配慮する。

  • 寝たきりの方など自由に動くことのできない入居者の場合、訪問者は直接入居者の部屋に入ることができる。ただし、毎回1名の入居者のみ面会することができる。


※お見舞いは1部屋1組ずつに限り、同じ部屋の他の入居者へのお見舞いは同時にできません。


参考:衛生福利部疾病管制署





上記の情報は台湾政府や台湾の報道機関等が発信した情報を弊社で翻訳して日本の方にお伝えしているものです。誤訳や分かりにくい点がありましたら、順次、修正していきますので、こちらからご連絡ください。→お問い合わせフォームへ


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