台湾茶のはなし~凍頂鳥龍茶~
台湾茶とは台湾でつくられるお茶のことです。約1800年頃に福建省から茶の樹が台湾北部に持ち込まれたのが始まりです。台湾茶は半発酵茶の鳥龍茶がメインで作られていますが、緑茶や紅茶も作られています。中でも有名なお茶は以下になります。
① 凍頂鳥龍茶(中部)
② 文山包種茶(北部)
③ 東方美人茶(北部)
④ 阿里山茶(南部)
⑤ 木柵鉄観音(北部)
⑥ 三峡龍井茶(北部)
⑦ 日月潭紅茶(中部)
本日は凍頂鳥龍茶について紹介します!
■凍頂鳥龍茶(トウチョウウーロンチャ)
主に台湾中部で作られており、標高800M前後の茶園で栽培しています。台湾中部の南投県鹿谷郷が有名な産地です。凍頂鳥龍茶は、香りが高くフルーティーな味わいを楽しめます。また、焙煎をしているお茶が多いので、焙煎香も楽しむことが出来ます。
以前は凍頂付近で作られているお茶を凍頂鳥龍茶と呼んでいたそうですが、今は凍頂式※の製造方法で作られているお茶を凍頂鳥龍茶と呼んでいるそうで、南投県以外の茶園でも多く作られています。一般的な台北のお茶屋さんではどこでも購入できるメジャーなお茶です。
※凍頂式とは…発酵が強く、焙煎の比較的強いお茶の作り方を言います。淹れた後のお茶の色は琥珀色のようにしっかりとした色になります。
※画像はイメージです
★凍頂鳥龍茶の淹れ方
急須の底が隠れる位を目安に茶葉を入れます。100度のお湯を注いだら30秒ほど待ってから淹れてみて下さい。茶葉にもよりますが、基本的には5煎~6煎までお楽しみいただけます
★凍頂鳥龍茶の旬の季節
春茶と呼ばれる春に摘まれる凍頂鳥龍茶は、天気が良く、気温が温かくなってくることから、香りの高いお茶に仕上がります。凍頂鳥龍茶の特徴的なフルーティーな香りをお楽しみ頂けます。
※画像はイメージです
3月~4月は中国茶・台湾茶の新茶の季節
これから新茶の季節です。台湾茶・中国茶も日本茶と同様この季節に新茶が出回ってきます。標高の低い所から徐々に高い所のお茶が出揃ってきますので、ぜひお店やネットショップをのぞいて、お好みの春茶を探して春の新鮮な味わいをお楽しみ下さい。
台湾茶ですと、標高300m~400m辺りの文山包種茶(ブンサンホウシュチャ)から出回り、凍頂鳥龍茶、高山茶が出てきます。中国茶では、4月に龍井茶(ロンジンチャ)、有名な緑茶が出回ってきます。
新茶のお茶の味わいは特別な新鮮な味をお楽しみ頂けます。ぜひ、好きな新茶の味わいを探してみて下さい。
※画像はイメージです
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※画像はすべてノマドスタッフが撮影
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