新型コロナウイルス台湾国内感染状況(2020/09/30時点)
9月30日に発表された台湾国内の新型コロナウイルス感染状況をお伝えします。
9月24日(木)~9月30日(水)は、海外からの帰国者4人の感染が確認されました。
30日までの感染者数は累計514人(国内感染55、海外からの帰国者422、敦睦艦隊の乗組員36、死亡者7、要確認者1)で、483人は隔離解除となりました。
注意:画像の新規感染者数は、9月30日(定例記者会見をした日)が1人という表記です
出典:疾管家※2020/09/30LINE配信画像
※疾管家とは衛生福利部が発信するLINEの公式アカウントで、新型コロナウイルスに関する最新情報を発信しています。
台湾国内の最新の感染状況分布図は以下よりご確認いただけます。
yahoo!新聞 新冠肺炎全球疫情
低度感染リスクまたは低・中度感染リスクの国や地域のリスト
中央感染症指揮センターは9月30日の記者会見にて、オーストラリアのビクトリア州の感染症状況が落ち着いていることを考慮し、オーストラリアを中低度感染リスクの国・地域に追加すると発表しました。
オーストラリア国内の新型コロナウイルス感染者数は10月5日現在、総感染者数27,149人、死亡者894人、新規感染者数(24時間以内)11人でした。
参考:オーストラリア政府保険局
日本は現在もリスト対象外となっており、台湾へ入国の際は14日間の在宅検疫(隔離)が必要です。(こちらは短期滞在するビジネス目的の訪台者の検疫期間を短縮するもので、特別な許可のない一般的社会訪問・観光のための渡航はできません)
【低度感染リスクの国・地域】
ニュージーランド、マカオ、パラオ、フィジー、ブルネイ、タイ、モンゴル、ブータン、ラオス、カンボジア、スリランカ、ナウル、東ティモール、モーリシャス、ベトナム、マーシャル諸島
【中低度感染リスクの国・地域】
マレーシア、シンガポール、香港、オーストラリア
※9/30現在
台湾からの帰国者、新型コロナ感染発覚が相次ぐ
中央感染症指揮センターは9月23日の記者会見にて、フィリピンと日本の国際保健規則(IHR)や一般市民より通報を受け、台湾から帰国したフィリピン18人と日本人1人、計19名の新型コロナウイルス感染が確認されたことを発表しました。
●フィリピン人18人の感染確認
調査によると、18人は20~50代の女性10人と男性8人で、台湾から出国した期間は8/19~9/11の間です。18人のうち11人は今年の9月11日に、4人は9月10日に同じ飛行機でフィリピンに帰国したそうです。
在台中には作業員、家庭内の介護、船員などの仕事をしており、全員フィリピンに入境時に陽性が確認されました。
●日本人1人の感染確認
50代の日本人男性で、今年8月29日に台湾に入国し、9月12日に在宅検疫(隔離)が終わり、9月14日に日本に帰国しました。
そして日本に入国する際に検査を受けたところ、新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
9月20日と21日に再度検査を受けたところどちらも陰性だったという連絡を受け、引き続き当事者の在台中の活動範囲と接触者の状況などを調べています。
●アモイへ入国した1人の感染を確認
中央感染症指揮センターは9月30日に、中国より通報を受け、台湾から中国福建省のアモイに入国した1人が新型コロナウイルスの感染が確認されたことを発表しました。
当事者は50代の台湾人男性で、長期的にアモイで仕事していましたが、今年1月に一度台湾に帰国し、その後6月に再びアモイに渡航していました。
8月19日に妻と共に台湾に帰国したのち、9月21日に再び妻と共にアモイへ向かう際、中国で検査を受けたところ、新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。調査により、男性と接触した人は33人おり、引き続き当事者の在台中の活動範囲と接触者の状況などを調べています。
参考:衛生福利部疾病管制署より
上記の情報は台湾政府や台湾の報道機関等が発信した情報を弊社で翻訳して日本の方にお伝えしているものです。誤訳や分かりにくい点がありましたら、順次、修正していきますので、こちらからご連絡ください。
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