top of page

台湾国民の予防意識を高める防疫大作戰とは?


新型コロナウイルス感染拡大をうけ、台湾の衛生福利部(厚生労働省)は、2020年1月に対策本部「中央感染症指揮センター」を立ち上げたました。

中央感染症指揮センターでは、対策の一環として“防疫大作戦”という感染予防を呼びかける宣伝動画をテレビCMや街頭ビジョンで放送しています。動画の中では中央感染症指揮センターの担当者や担当医師が登場し、新型コロナウイルスに関する説明や注意を呼びかけています。今回はこの動画の一部をご紹介します。



1. 防疫大作戰-連假後自主健康管理(連休明けの自主健康管理)


担当:衛生福利部疾病管制署 感染防止医師 詹珮君


連休中に観光スポットや人が集まる場所に出かけた方は、14日間の自主健康管理を行ってくださいと呼びかけている動画です。

大型連休となった清明節(4/2~4/5)明けには、墾丁觀光景點、阿里山森林遊樂區、花蓮東大門夜市などの観光スポットを含む台湾国内11箇所に出かけた方は自主健康管理の対象となっていました。



■ 動画は以下のような基本的な行動指針をまとめた内容になっています。


  • 連休中に、人が多い場所や観光スポットに行った方は14日間の自主健康管理を行う必要がある

  • 外出の際、必ずマスクを着用する

  • 家にいる時に1.5メートル以上のソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つ

  • 体調が悪くなったら家で休む

  • もし体調が悪化し病院に行く必要がある場合、マスク着用必須で公共交通機関を使用禁止

  • 医師の判断でPCR検査を受ける。検査結果が出るまで外出は禁止

  • 検査結果は陰性であっても、14日間の自主健康管理を行う必要がある。自主健康管理が終わり、症状が出ない場合にはいつも通りに過ごすことができる

  • 人が多いところに行くのを控え、緊急性が低い治療は後回しにする



2. 防疫大作戰-何時要戴口罩(いつマスクを着用しますか)


担当:衛生福利部疾病管制署 感染防止医師 蘇韋如


■ こちらの動画ではマスクを着用する場面について説明しています。


  • 公共交通機関やタクシーに乗る時

  • 病院や診療所に出入する時

  • 人が多いところに行く時

  • 換気の悪い密閉空間にいる時

  • ソーシャルディスタンスを保つことができない場合

  • エレベーターに乗る際や会議等の時

  • 熱や咳などの症状が出た場合、あるいは体調が悪くなった時、必ずマスクを着用して病院に行くこと


手洗いを心がけ、手で目・口・鼻を触らないなどの衛生管理も大事ですが、マスクを正しく着用して使用済みのマスクはゴミ箱に捨てることも大切です。



市政府駅近くの商業施設にある街頭ビジョンで流れる呼びかけ

(写真:ノマドスタッフ撮影)



記事担当 台湾ノマド Sより 


深刻な状況のときはテレビCMで1時間に数回の頻度で放送されていましたが、最近ではコロナの状況に合わせて放送の頻度が落ち着いてきました。

衛生福利部の「みんなで協力してこの国を守ろう」というメッセージが、テレビCMや動画を通して国民にも伝わり予防意識の高さにも繋がっていると感じました。


台湾豆知識!1922とは?


動画の最後に出てくる「1922」という数字は、衛生福利部の感染症相談ホットラインです。24時間無料で感染症の相談や伝染病予防の情報を提供していて、新型コロナウイルスに関する相談も可能です。



参考:HELO HEALTH&HOPE


参考:衛生福利部疾病管制署より


参考:衛生福利部疾病管制署より





上記の情報は台湾政府や台湾の報道機関等が発信した情報を弊社で翻訳して日本の方にお伝えしているものです。誤訳や分かりにくい点がありましたら、順次、修正していきますので、こちらからご連絡ください。→お問い合わせフォームへ


最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page