台湾国内のスポーツ観戦状況
新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、様々なスポーツ試合が中止や延期を余儀なくされる中、台湾のプロ野球はいち早く無観客試合や観客を入れての試合が行われて来ました。今回は台湾で行われているスポーツイベントの状況を紹介します。
■プロ野球
4月11日、台湾のプロ野球はいち早く無観客試合で開幕しました。ネット上で無料配信された試合は、世界中からアクセスがあり、新型コロナウイルスの影響でスポーツ観戦をすることのできないたくさんの人の関心を集めました。
5月8日には、世界に先駆けて観客を入れての試合ができるようになるなど、段階的に規制を緩和してきました。現在は感染対策を行いながら2,000人の観客を入れての試合を行っています。台湾のプロ野球は2シーズン制で、7月14日には中信兄弟(中信ブラザーズ)が前期ステージの優勝を果たしました。後期ステージは7月24日より始まります。
5月8日観客を入れての試合の様子(テレビ中継)
画像:ノマドスタッフ撮影
■バドミントン
2020中華台北羽球公開賽 2020 Chinese Taipei Open(9/1~9/6開催予定)
チャイニーズタイペイオープンは、1980年に創立された毎年台北で開催しているバドミントンの国際大会です。
今年は新型コロナウイルスの影響で中止の懸念が高まっていますが、主催の中華民国バトミントン協会は、すでに中央感染症指揮センターに開催の申請を出しており、試合は9月1日から開催する予定です。観戦チケットは発売中で、観客を入れて試合を行う予定のようです。
海外選手の出場は未定ですが、出場のために台湾へ入国する場合も14日間の居家檢疫(在宅検疫)が必要となります。
参考:中華台北羽球公開賽Facebook
参考: LINE TODAY
■バスケットボール
超級籃球聯賽 Super Basketball League(終了)
スーパーバスケットボールリーグは、台湾のプロバスケットボール団体によるリーグ戦で、今年で17回目を迎える台湾でも人気のスポーツです。
第17回目は2019年12月14日より開幕。前半戦は2019年12月14日~2020年1月19日、後半戦は2020年3月7日~4月12日で行われました。新型コロナウイルスの影響により、後半戦は無観客試合となりました。
また、本来ならば2月にオールスターゲームを行う予定でしたが、今年の開催は中止となりました。
第18回スーパーバスケットボールリーグは12月5日より開幕予定です。
参考:超級籃球聯賽HP
参考:中央通訊社
■バレーボール
甲級男女排球聯賽 Top Volleyball League(終了)
甲級男女バレーボールリーグは、台湾のバレーボールチームによるリーグ戦で、今年で15周年を迎えました。
こちらのリーグも前半戦と後半戦に分かれ、前半戦は2019年10月26日~12月15日、後半戦は2020年1月4日~2月23日に行いました。しかし、新型コロナウイルスの影響により、後半戦は無観客試合となりました。
また2月28日~3月1日に開催したチャレンジ選手権大会(チャンピオンシップ)は、新型コロナウイルスの影響のため、無観客試合となりました。当日は感染対策のため関係者やスタッフの体温測定とマスク着用が求められました。
参考:甲級男女排球聯賽HP
参考:Yahoo新聞
記事担当者:台湾ノマドSより
日本のプロ野球とサッカーJリーグでも観客を入れての開催が始まりましたね。報道では、どちらも最大5000人の観客を入れる予定とありましたが、感染対策を徹底して楽しんで欲しいです。
上記の情報は台湾政府や台湾の報道機関等が発信した情報を弊社で翻訳して日本の方にお伝えしているものです。誤訳や分かりにくい点がありましたら、順次、修正していきますので、こちらからご連絡ください。
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